※本稿は、品田一世『“カナダ式”で幸福度も資産も増え続ける! いつのまにか億り人になれる超マネーハック』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
モノを溜める家にお金は入ってこない
自分にとって何が幸せかを突き詰めれば、自然とお金を使わなくなり、お金は貯まります。そのお金を投資に回すことで、金銭的のみならず精神的にも余裕がでます。
ただ、みなさんの生活には意外な落とし穴もあります。あまりにも当たり前すぎる、誰もが常識と信じ込んでいるムダが潜んでいるのです。私もカナダに移り住んで、ふと、「なんで、あんなことを日本ではしていたのだろう」「あんなものをなぜ買ったのだろう」と気づいたことが少なくありません。ここでは、みなさんの生活を知らず知らずのうちに不幸にしかねないモノやコトをみていきます。
「捨てないと貧乏神が家に住み着く」
古くからある迷信のひとつです。しかし、一面の真理があるようにも思います。
とはいえ、誰もが、ものが減るどころか増えていく経験をしていると思います。
何を捨てて、何を残すかの選別が難しい人もいるかもしれませんので、捨てるべきものをお話しします。
視覚を奪うテレビを捨てる
確かに、かつてテレビは家族のコミュニケーションにも不可欠でした。私も39歳なので、子どもの頃は家族でテレビを囲んで素敵な時間を過ごしてきました。
でも、テクノロジーの進歩によりみんながスマホを持って好きな番組を見られるようになりました。テレビを囲んで幸せな家族の団欒という時代は終わりました。核家族化も進んでいますし、残念ながらそんな豊かな時代は戻ってきません。情報収集のためにテレビを見る方もいるでしょう。
でも、それならば、ネットのニュースサイトをざっと見るだけで対応できますし、ポッドキャストなどで耳から聞いた方が効率的です。
テレビは映像が前提ですので、耳で聞いているつもりでも、視覚を持っていかれてしまうメディアです。あわただしいビジネスパーソンの情報収集には向いていません。そもそも受け身のメディアなので、気になることがあってニュースを見るのならば、ネットでググる方が短時間で情報を得られます。
そもそも、テレビは楽しい番組もありますが、不要な情報も多いのが今の現実です。「○○が不倫」「○○と○○が離婚」など世の中の大勢に影響がないニュースばかりです。
ただ、人間は不思議なもので、いざ目にすると、こんなことがあったのか、嫌だなぁ……とネガティブな気持ちになりながらも、ついつい見続けてしまいます。