シーツは最低週1回は洗濯する

シーツを週に一度は、洗っていますか?

ぜひ、そうしましょう!

シーツはもちろんのこと、ベッドカバー、枕カバーなどのベッドリネンは汗や身体の皮脂を吸っているだけではなく、死んだ皮膚細胞などの汚れもついています。これは、アレルギーを引き起こす原因物質でもあり、眠りを妨げるダニの格好のエサになります。

米国の国立睡眠財団の世論調査によると、71%の人が清潔なシーツのほうが快適に眠ることができ、29%の人が洗い立ての香りがするシーツを敷いた日は早くベッドに入ると回答しました。

ぜひとも週に一度、洗ってください。言い訳無用ですよ!

リネン室に洗い立てのシーツ類
写真=iStock.com/didecs
※写真はイメージです

シーツ類はできれば高温で洗うのがいいので、コインランドリーの乾燥機を利用するのもおすすめです。高温風機能がついているので、家庭用の乾燥機や天日干しよりも、ふわっふわの仕上がりになります。

洗い立てのシーツに包まれた夜は、良い夢が見られそうです。

「加重ブランケット」を使うとセロトニンが分泌される

『ジャーナル・オブ・スリープ・メディスン・アンド・ディスオーダーズ』誌に掲載されたスウェーデンの研究から、眠るときに加重ブランケットを与えられた不眠症の人は寝つきが良くなり、夜通し安眠しやすくなり、目が覚めたときの気分がすっきりしていたことがわかりました。

加重ブランケットにはプラスチックのペレットが詰めてあり、重みがあります。自分の体重の約10%の重さのものが推奨されています。

「圧迫刺激」、つまり均等に分散された重みを身体にかけることで、抱きしめられたりマッサージされたりする感覚を再現し、それがセロトニン(メラトニンの生成に関わる神経伝達物質のひとつ)の分泌を高めて、神経系を落ち着かせるのに役立つと考えられています。

加重ブランケットはオンラインでも購入できますが、買う前に、循環器や呼吸器系に負担がかからないかどうか、医師に相談することをおすすめします。

ちなみに、掛け布団の上に毛布を1枚追加すれば、加重ブランケットと同様の効果を体験できます。