寝つきが悪いとき、何をすればいいのか。健康や福祉を専門とするジャーナリストのキム・ジョーンズさんは「就寝時に深部体温が下がると、脳に『眠る時間ですよ』と知らせる合図になる。暑くて寝苦しい夜には、アイスパックのように使えるうえ、溶けたときのべたつきもない『米』の活用がおすすめだ。靴下に詰めて、フリーザーバッグに入れ冷凍庫で数時間冷やしたものを、膝の裏側、足首、肘などの脈が感じられるポイントにあてたり、額の上に短時間置いてみるといい」という――。

※本稿は、キム・ジョーンズ『最新科学が証明した睡眠にいいことベスト211』(文響社)の一部を再編集したものです。

ベッドランプがともる寝室
写真=iStock.com/Viacheslav Peretiatko
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ナイトライトを「赤」にすると眠りを妨げにくい

寝室(眠る部屋)は、外の世界から離れてほっとひと息つける空間(スペース)です。1日の終わり、待ちに待った巣ごもりの時間――「休息」「平穏」「快適」という言葉が自然と浮かんでくるような寝室で休めるといいですね。

本稿では、安らぎと静けさに満ちた、あなたを包み込むような寝室を実現するためのコツをお伝えします。

夢の国へと誘ってくれる空間で、ぐっすりと眠りましょう。

まず寝室でナイトライト(常夜灯)を使っている人は、きっと多いことでしょう。そのほうが何となく安心だったり、夜中にトイレに起きたときにつまずかないための予防になったりと、理由はさまざまだと思います。

大事なことをひとつだけ!

ナイトライトの電球の色は、さしあたり「赤」にするのがおすすめです。白色系だと、たとえ薄暗い光であっても、メラトニンの分泌を妨げる可能性があるからです。赤基調の光のほうが、波長が長く、眠い状態を妨げる力が弱いのです。

これから準備する人は、迷わず「赤!」にしてくださいね。