うまくいっている人が集まる場所にいくのが「成功への近道」
同様に、国会議員になりたければ、首相官邸の近くにある日枝神社に参拝することです。政治の中心地・永田町にあり、ほとんどの国会議員がこちらに参拝しているからです。もちろん「あんな連中!」と思ったら、議員にはなれません(笑)。
種明かしをひとつすると、箱根の九頭龍神社が縁結びにものすごく人気になりましたが、あそこはもともとビジネスや政治で成功するための神社です。ただ、そういう人は恋愛や結婚も成就していたので、結果的に縁結びにも効果があったわけです。
なので恋のお相手がいなくてお悩みの方は、行くならば「カップルが行く神社ですよ!」。結婚希望であれば、「ご家族連れが行く神社」に参拝です。これ、ここだけの秘密ですからね。
うまくいっている人の集合意識にアクセスすることが成功への近道です。神社への参拝はそれを可能にします。だから、どんな参拝者がいらしているのか、よく観察しましょう。この人たちは未来のあなたなのですから。
お賽銭は「500円玉」がいい
「おさいせんはいくらがいい?」という質問、けっこう聞かれます。ご縁を結ぶから5円がいい、十分ご縁があるように50円がいいとよくいいますよね。おさいせんは、神さまも気になるようです。なにせ神社の経営に直接関係しますからね(笑)。
触覚型の霊能者を名乗る僕ですが、「声」が聞こえることもたまにあります。それは決まって、おさいせんの額でした。
法隆寺を参拝したときのことです。すみません、お寺です。お寺にも神さまの魂が宿るところがあるので、ごかんべんを?。国宝・百済観音像をご存じでしょうか。八頭身のすらりと細身の美しい仏像です。
そこでおさいせんをあげようとしたときに、「声」が聞こえたのです。
「500円」
(ん……? なんだいまのは?)
かがんだ姿勢のまま、百済観音像を見上げました。
「おさいせんには500円を入れなさい」
(お、おお……百済観音さまが、おさいせんの額に注文を……。10円じゃダメなのですね)
ニッコリ笑顔で、声の通り500円を入れました。心なしか百済観音さまの優美なお顔も、よりにこやかに見えます。現金なものですね。聖地にいると、ときどきこうして声が聞こえてくることがあります。僕の場合は、ほとんどはこうしたユーモラスなやりとりです。