日本年金機構からのお知らせは必ずチェック

何もせず自動的に繰下げ待機という状態だと不安になるかもしれません。しかし、老齢年金を受給していない人には、66歳から74歳までの間、毎年「繰下げ見込額のお知らせ」が日本年金機構から送られてきます(※2)

誕生日の前日の属する月の前月末ごろに送付され、その年の誕生月時点まで繰下げた場合の年金見込額などが記載されています。

このお知らせは放置せずに必ず開封して中身を確認するようにしてください。66歳以降は1カ月単位で繰り下げることができますから、年金見込額と家計や健康状態などを照らし合わせて、どのあたりで受け取り始めるのがよいかを検討しましょう。

ちなみに、75歳に到達する人でまだ年金の請求をしていない人には、年金を受け取るために必要な年金請求書等が、75歳の誕生日が属する月の前月に送付されます。75歳以降は年金が増額されることはありませんので、速やかに受給の手続きをしましょう。

(※2)遺族年金または障害年金を受給している場合や共済組合の加入期間がある場合等は送付対象外

受け取り開始はやっぱり「66歳」がお勧め

今回の「5年前みなし繰下げ制度」によって、71歳以降も安心して繰下げ待機ができるようになりました。しかし、我慢すれば年金が増えるからといって、貯蓄を取り崩して無理な繰下げをし、結局、手元不如意で繰下げを諦めざるをえない事態に追い込まれるのは避けたいものです。

高齢になって判断能力が衰えてうっかり手続きを放置してしまうとか、待機中に亡くなるなど、思いがけない落とし穴にはまる可能性もあります。

予定通り繰下げ受給できるように、現役時代から年金生活に備えたマネープランを立てておくことが大切です。

私が受給開始目標として「66歳」がベストだと考えているのは、現役時代にしっかりマネープランを立てて準備をして60歳から65歳までの収入減少期を乗り越えたうえで、まずは1年繰下げできる余力をもつことをお勧めしているからです。

66歳以降は1カ月単位で繰り下げることができますから、年金見込額と家計や健康状態などを照らし合わせて、実際にいつ受け取り始めるのがよいのかを検討することが重要です。

【関連記事】
「50歳をすぎたら生命保険も医療保険も不要」というお金のプロが「これだけは必要性が高い」と説く保険
認知症よりも怖い…高齢者医療の専門家・和田秀樹が「人生最大級の悲劇」と断言する"死にいたる病"
75歳まで我慢すれば84%増になるが…お金のプロがあえて「66歳から年金受給」をオススメする理由
「死ぬときに貯金ゼロ」を目指す…お金のプロが教える一生困らない"絶妙な老後資金の取り崩し方"
「お金が貯まらない人の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は絶対に置かない"あるもの"