体の疲れをとるにはどうすればいいのか。メディカルトレーナーの夏嶋隆さんは「疲れの原因は、重力に逆らった歩き方の癖にある。かかとから着地したり、大股で歩いたりするのをやめて、『つま先着地』を意識してほしい」という――。

※本稿は、夏嶋隆『10秒でほぐす カラダが硬い人でもラクに柔らかくなる。きつくない、痛くない「シン柔軟法」』(アスコム)の一部を再編集したものです。

横断歩道を行き交うビジネスパーソン
写真=iStock.com/paprikaworks
※写真はイメージです

いまの歩き方のままでは永遠に疲れ続ける

あなたはこれまで誰かに歩き方を習ったことはありますか?

「ない」と答える方が大半でしょう。私の治療院を訪ねて来られる方も、「歩き方なんて習わずとも歩けるようになるでしょう」だとか、「そもそも歩き方について考えたこともない」など、人生において自分の歩き方を意識してこなかった方がほとんどです。

歩くことは健康にいい――そう言われ続けています。ウォーキング、つまりは適度な有酸素運動は、健康であり続けるために、また体を美しく保つために有効であると。その通りでしょう。

筑波大学大学院と健康器具メーカー・タニタの共同研究によると、都内にオフィスのあるビジネスパーソン1日あたりの平均歩数は1万1500歩。厚生労働省が推奨している1日あたりの目標歩数8000歩を上回る数字だそうです。

目標歩数は十分に超えていて、でも歩き過ぎというほどでもないのに、毎日ヘトヘトになるのはなぜでしょうか。それは、あなたの「歩き方」が疲れの大きな原因となっている恐れがあります。

ただ多く歩けばいいわけではありません。歩数計の数値がすべてではないのです。大切なのは、体に過度な負担をかけない歩き方を身につけることです。