マイ経済圏の選び方を解説
自分に合う経済圏を選ぶときには、次の3つのポイントを確認しましょう。
●経済圏を選ぶポイント1:普段使っているポイント(クレカ、電子マネー、スマホ決済、ポイントカード)と相性が良いかどうか
普段の買い物はもちろん、クレカ、電子マネー、スマホ決済、ショッピング、モバイル、水道光熱費、銀行、証券などとの相性が良いかを確認しましょう。複数のサービスを1つの経済圏にまとめるほどポイント効率が良くなりますし、同じポイントが貯められるので使いやすくなります。
●経済圏を選ぶポイント2:生活圏で利用できるかどうか、利用できる実店舗数が多いかどうか
たとえば、ネットではお得でも、お住まいや勤務先などの生活圏ではあまり使えない……というのでは、あまりお得になりません。キャッシュレス決済を利用できる店舗はずいぶん増えましたが、普段からよく利用しているお店でも活用できるのかを確認しましょう。
●経済圏を選ぶポイント3:還元率が高いかどうか、キャンペーンは充実しているか
キャッシュレス決済のほとんどは、基本の還元率が0.5%~1%です。しかし、キャンペーン期間になると還元率が高くなったり、割引が適用されたり、お得なクーポンがもらえたりすることもよくあります。できるだけ、さまざまなキャンペーンを展開している経済圏・キャッシュレス決済を利用しましょう。
経済圏をまとめても無駄遣いで台無しに
なお、ポイントを貯めるための無駄遣いには要注意。ポイントのために無駄遣いをしてしまっては、せっかくのポイントや割引が台無しです。普段と同じ買い物や支払いを経済圏で済ませ、公共料金や毎月支払う費用を同じ経済圏にまとめるという具合に、無理のない形で経済圏を利用する仕組みを作りましょう。そしてポイントを効率よく貯めて、家計に役立てていきましょう。
自分が利用している経済圏と、毎月得られているポイントを確認して、明らかにポイントがたくさん得られる・割引が大きくなるという経済圏があるのであれば、思い切って乗り換え(移住)を考えたほうがいいでしょう。しかし、ポイント還元率や割引などの条件はよく変更される点には留意しておきましょう。
いずれにしても、効率よくポイント還元を受けるならば、どれか1つの経済圏に集約させていくことは大事なポイントです。
経済圏の各決済の中には、簡単な条件を満たすだけで二重取り・三重取りができるものがあります。たとえ0.5%、1%であったとしても、1回の買い物で得られるポイントや割引が増えるのですから、必ず活用しましょう。