スマホの使用時間を「英語の時間」にしてしまう

③ スマートフォンを英語化する

MMD研究所の「2021年版:スマートフォン利用者実態調査」によると、次のことが明らかになっています。

「スマートフォンを所有する15歳~59歳の男女2173人を対象に、スマートフォン利用時間を聞いたところ、『2時間以上3時間未満』が19.7%と最も多く、次いで『1時間以上2時間未満』が16.3%となった」

スマホを使用する人
写真=iStock.com/HIGEBANA
※写真はイメージです

つまり、スマートフォンの操作や見る内容を英語にすれば、1年間で730時間から1095時間も英語の使用時間が増えます。

私はiPhoneを使っていますが、英語設定にするとOSの操作メニューが英語になるだけでなく、国際対応しているアプリも表示が英語になります。Webブラウザも、多国語対応のサイトでは英語サイトに自動的に誘導されることがあります。

スマートフォンを英語化して困ったことは、1つだけです。邦楽を聴いている時に曲名が英語化されてしまい、日本語で何という歌なのかわからないという、小さな問題です。たとえば、Novelbrightという日本のバンドが『ツキミソウ』というヒット曲を出していますが、私はこれを“Evening Primrose”と覚えてしまっていました。カラオケで探しても見つからないのです。

PCも英語化するといいのですが、日本語でも仕事をしている場合、文字化けや入力不可能などの支障が出ることがあるので、私はOS(Windows)は日本語のままです。

英語圏企業トップの発言を自分事にする

④ 英語圏の企業の株式に投資する

英語圏の企業の株式に投資すると、他人事だと思っていた企業のトップたちの発言が自分事になります。私の場合はアメリカ株ばかりなのですが、株価は政治や社会的な事件に敏感に反応します。日本ではあまり報道されない海外事情に通じることができ、英会話の話題が広がります。

私は、アルファベット(Google)、アップル、マイクロソフト、メタ(Facebook)、アマゾン、エヌビディアのようなグローバルIT企業や、小売りのウォルマート、医療のユナイテッドヘルスグループのようなアメリカ国内株に投資しています。イーロン・マスクがいるテスラも面白いです。英語学習的には、ニュースが多い大企業、有名な社長がいる企業がおすすめです。

もちろん、株式投資は自己責任で楽しめる範囲でやりましょう。有望な投資対象としてアメリカ株を推奨しているわけではありません。