佳子さまは「一瞥もなさらず、空気のように扱われて」…

「一方でもし、そういう今言われたような関係の記事に対して反論を出す場合にはですね、何かやはり一定のきちんとした基準を設けてその基準は考えなければいけないわけですけれども、それを超えたときには例えば反論をする、出すとかですね。何かそういう基準作りをしていく必要が私はあると思います」

こうした秋篠宮家の人たちの発言を受けて宮内庁は、これまでは総務課が担っていた広報業務を独立させて広報室をつくる方針を発表し、予算も組んだのである。

最初、広報室の役割はこのようになると思われていた。

「皇室の情報を正確かつタイムリーに発信すべく、ホームページのリニューアルやSNS活用を視野に入れた広報展開が検討されています」(皇室ジャーナリスト、週刊女性4月11日号)

昨年の誕生日会見で秋篠宮は、「皇室報道に反論するための“基準づくり”は難しい」と、後退したような印象を与えていた。だが、一度走り出した広報室づくりは止まらなかった。

その上、秋篠宮佳子さんのメディアに対する嫌悪感はますます強くなっていると、週刊女性で皇室担当記者が話している。

「出席される行事の関係者や参加者に対しては、笑顔を振りまかれていますが、報道陣に対しては打って変わったご対応なのです。両陛下やほかの皇族方は、マスコミの前を横切る際などに、目配せや軽い会釈などをしてくださることが多いのですが、佳子さまは一瞥もなさらず、空気のように扱われてしまいます」

メディアに対する“嫌悪感”は相当なものがある

週刊誌やワイドショーだけではなく、宮内庁記者クラブに対しても佳子さんは厳しい態度で臨んでいるというのである。

家を離れた眞子さんを含めて、秋篠宮家の人々のメディアに対する“嫌悪感”は相当なものがあるに違いない。

そんな中で、今回発表された広報室人事は、週刊誌などメディアの背筋をゾクッとさせたことは想像にかたくない。

新潮はこの人事をこう報じている。

「秋篠宮さまが熱望された新部署のトップに就くのは、意外にも強面の外事公安警察幹部。開かれた皇室の理念存続を危ぶむ声も聞こえてくるのだ」

霞が関の事情に詳しい関係者はこう話す。

「異動するのは、警察庁警備局の外事情報部で経済安全保障室長を務めていた藤原麻衣子氏。政府が力を入れている経済安保の最前線で、先端技術が企業や研究機関から中国などのスパイへと流出するのを防ぐエキスパートです」

新潮によると、藤原氏は京大法学部を卒業後、警察庁に採用されて外国の捜査機関との連携や北海道洞爺湖サミットの実務で頭角を現した外事警察のエースだという。

まったく畑違い、異例の人事のようである。

宮内庁関係者も「この人事には首を傾げてしまいます」と語っている。

ではその意図はどこにあるのか。