「苦手・嫌なもの」の共通点の多さが相性測る重要基準
例えばそれぞれに5つずつ「苦手なもの」「嫌なもの」があったとして、そのすべてが共通しているのなら、不機嫌の原因は5つです。
ところが、すべてがバラバラだと、相手のぶんまでもが「原因」として加算されてしまうので、不機嫌の原因は5+5=10になります。
不機嫌の原因になるものが多ければ、一緒にいる時間のほとんどを共に不機嫌な気分で過ごすことになります。共に「不機嫌」なので、「不機嫌」が増幅する可能性も高いでしょう。そんな二人の関係が長続きするとは思えません。だからこそ、「苦手なもの」「嫌なもの」に共通点が多いかどうかは、相性を測る上でもかなり重要なのです。
一方、「ポジティブな感情」のほうは同調しにくいという特徴があります。だからパートナーのほうだけが「好きなもの」「楽しいこと」を、無意識のうちに好きになったり、不思議と楽しめたりするということはあまりありません。
つまり、本当に相性がいい人というのは、「ネガティブな刺激」に対する脳波の波長が合う人、と言ってもいいのではないでしょうか。
「好きな人と一緒に過ごすと、悲しみは半分になり、喜びは2倍になる」などと言ったりしますが、悲しみをストレスと置き換えるなら、「ネガティブに対する脳波の波長」が合わない人と一緒にいる場合には半分どころか、2倍になってしまいます。「喜び」に関しては誰と一緒にいようが、あまり変わらないと思います。
身もふたもないことを言うようですが、これが私たちの感情の現実なのです。