グローバル志向が高まっている早慶MARCH出身者

三井物産で働く明治大、中央大の出身者である。明治大国際日本学部出身(21年卒)の男性・Tさんは、世界を舞台に新しい事業を創りたい、という思いを抱いて入社した。すぐにデジタル総合戦略部というDX(デジタルトランスフォーメーション)案件の推進を行う部署に配属になり、アフリカとインドネシアでの新規事業に携わっている。

「在学中は、物々交換を頼りにヨーロッパを旅する世界大会に参加したり、1年間休学してスタートアップで働いたり、自分で事業をしたりと、学部・学内にとどまらず過ごしていました。皆さんの意志を尊重し、全力で応援してくれる教員や職員、ともに切磋琢磨せっさたくまできる仲間が集う最高の環境で、comfort zoneを飛び出し、自分の道を切り拓いていってください」(「明治大国際日本学部2023」)

中央大文学部出身(21年卒)の男性・Nさんは、総合商社で働くからにはエネルギー事業など世界標準のビジネスに携わりたいと考えている。

「今は次世代づくりの基盤となる新卒採用の仕事にやりがいを見出しています。ここで培った知見や能力は、いずれ事業部門に行った時もきっと糧になるはずです。今いる場所で最善を尽くしながら、新たな可能性を追い求める。そのことを私は中央大学で実践しました。4年間アイスホッケーに情熱を注ぎつつ、留学に教員免許の取得、検定の挑戦、そして納得のいく就職活動を成し遂げたことなどにより世界がさらに広がりました」(「中央大学案内2023」)(Connect Web)

慶應で学んだ英語を生かして商社で活躍

「実践と知識の両輪を回し学びに没頭した日々が現在の基盤を作った」

住友商事に就職したのは、立教大経営学部出身(18年卒)の男性Sさんだ。入社後はオフィスビルの開発などを手掛け、土地の購入から開発、リーシング、売却まで、大手ディベロッパーの一連の仕事をひとつの部署で担う。

「求められるのは、多様な人々の間に入って、それぞれの利害を調整する能力。立教経営で培ったリーダーシップが、プレゼンスを発揮するうえでいきています。大学時代は組織行動論の石川ゼミに入り、さまざまなケーススタディを経験しました。実践と知識の両輪を回しながら学びに没頭したあの日々が、現在の基盤を成しています。立教経営の学生は、大学のリソースを活用して主体的かつ前向きに学ぼうとする人が多い印象ですね」(「立教大経営学部案内2023」)

伊藤忠商事で働く慶應義塾大学文学部出身の女性・Yさんは、主にアジアの国々を対象とした化学品の輸出入を担当する。出身高校のウェブサイトで活躍するOGとして近況を知らせている。後輩からすれば励みになり、商社に入るには慶應義塾大が近道なのかなと受け止めるとしたら、慶應にとってこれほどありがたい広報はない。

「私は輸出入の際の仲介役となって、日程調整や船の管理をしています。もちろん英語でのやりとりです。高校時代に毎日取り組んだ英語の音読や読解力を活かし、大学で実践的に英語を発信していったおかげでなんとか業務ができています。また、大学時代に多くの先輩や社会人の方と関わってきたことが、さまざまな場面で役立っています」(朋優学院高校ウェブサイト)
慶應義塾大学
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