国内外の富裕層が投資するワケ
美しいビーチを持つ南国の楽園、宮古島。2つもある空港に加え、富裕層を引き付けるキラーコンテンツである①外資系高級ホテルと②ホテルコンドミニアムもそろってきた。
まもなくインバウンドも完全復活してくれば、運休中の香港からの国際線や、途絶えている中国からの国際クルーズ船に加え、新たなる国際路線、海外からのプライベートジェットの受け入れなども進むことになろう。
宮古島の活況と魅力が、海外富裕層や投資家に広がるもの時間の問題かもしれない。外資系高級ホテルの開業・開発が、コロナ禍においても、継続していることを一つの判断材料として、国内外の富裕層や投資家は、安心して、中長期的視点で宮古島への不動産投資を行うことができるのだ。外資系高級ホテルがある地は、別荘地やコンドミニアム、セカンドハウス需要のニーズも高く、国内外の富裕層などにより、投資対象として売買されることになる。
宮古島では、外資系高級ホテルやホテルコンドミニアムを起爆剤に、国内に加え海外の富裕層顧客が消費し投資することで、さらに良質な物件が供給され、ブランド化が進み、資産価値の上昇により、さらなる開発投資が行われる、という、投資が投資を呼ぶ好循環が再開されようとしているのだ。
「カネ余り」は続いている
日銀新総裁や金利上昇が話題になっているが、急激な金融政策の変更ができる経済環境にはない。日本においては、依然として異次元の金融緩和による「カネ余り」が続いている。カネ余りの恩恵を最も受けるのは、すでに資産・資金を十分に持ち、その資産・資金を元手に投資や開発を行うことができる国内の事業者や富裕層となる。
また、海外の事業者や富裕層にとっては、欧米で利上げが続くなか、低金利で円安により割安な日本への投資や観光は魅力を増している。この先も宮古島のブランド化は進みそうだ。もっとも、われわれ庶民にとっては高根の花となり、今以上に気軽には行けない場所になるのかもしれない。