「馬鹿にされるかも」言えなかった時期もあった

――chikaさんの本を読んでいて印象的だったのは、すごく応援してくれるお友だちが多いことです。日本人だけでなくフィンランドの人も。そういう「応援団」の存在も、日本を出て海外で働く挑戦へのエンジンになるのかなと思いました。

ありがたいことに、人に恵まれていると感じます。思い返せば「フィンランドで働きたい」と夢を口に出し始めてから、応援してくださる方が増えた気がします。

実はそれまでは「こんなこと言ったら馬鹿にされるんじゃないか」と思って、フィンランドに住みたいとか、実はこんな夢があると言わない時期がずっと続いていたんです。

でも何かの拍子でつい口に出したときに、「それ、めっちゃいいじゃん」と肯定してくれた人がいて、その言葉にすごく背中を押されてからは、できるだけ口にするようになりました。会社でも上司にも伝えていたのですが、フィンランドで働くことを毎日の前提にすると、逆算してそのために今の仕事から何が得られるか、今やっている仕事のモチベーションにも結びつきました。

――それは海外転職のひとつのコツかもしれませんね。夢を口にすると馬鹿にする人もいるかもしれないけれど、応援して、より深くかかわってくれる人も出てくる。

そうですね。言わなければたぶん、そういう方も出てこなかったかもしれません。