2年半後に出馬するかはわからないが…
私はこのインタビューを読んで、ああ、娘は娘なりに覚悟を決めているんだなと感じました。紛れもなく私の娘だけども、二世という殻に閉じ籠るのではなく、自分で新しい世界を切り拓こうとしているんだ、と。政治家になった以上、そのくらいの気概がなければいけません。
私は今年で75歳になりますから、後期高齢者です。参議院議員としての任期は、あと2年半です。同郷で“心友”の松山千春さんは、札幌で開いた私のセミナーで「宗男さん、もう1回やらんとダメだ」とスピーチしてくれました。支援者からも「次も出れ」という声をたくさんいただきます。「まだ元気なんだから、頑張れる」と。
しかし女房に言わせれば「なんも元気でない」って。ウチの女房は厳しいんですよ。やっぱり、鈴木宗男イコール元気印です。元気がなくヨタヨタ歩く鈴木宗男は、女房にしても娘にしても見たくないでしょう。
まあ、2年半後の政治状況と、私の体力でしょうな。箱乗り? 出れば当然やりますよ。
(聞き手・構成=石井謙一郎)