どうすれば「仕事ができる人」になれるのか。「新人研修ワースト3のポンコツOL」で、現在は外資系企業のITエンジニアとして活躍するへいうさぎ氏は「仕事が予定通りに進まない人は、自分の力を過信している。『自分が想定した時間×120%』を目安に、仕事の所要時間を設定するといい」という――。

※本稿は、へいうさぎ『ポンコツOLでも成果を出せた! 世界一やさしい仕事術図鑑』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

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なぜ仕事は予定どおり進まないのか

「計画しても、予定通りに仕事が進んだことがない!」。こんな方はいらっしゃいませんでしょうか? まさに、過去の私がそうでした。

緊急の仕事を頼まれたり、手戻りがあったり、見込みよりも時間がかかってしまったり……、タスクを実行するために必要な準備や手順が狂って、残業だらけの毎日でした。

「なんでタスク管理しているのに、こんなに時間をロスするんだろう?」「優先順位の立て方が悪い?」「そもそも、計画とかムダ?」などといろいろと考えましたが、悩み抜いた末に私はある結論に至りました。

それは、「自分を過信しないこと」です。考えてみてください。過去に、「これくらいの仕事量なら、1時間でできそうだな」と思って、その通りに終わったことは、どれくらいありますか?

そう、人は自分の力を過信しすぎなのです。私たちは就業時間に目いっぱいタスクを詰め込みがちですが、実際は「あれ? もしかしたら余裕で終わるかもしれない」くらいで丁度いいのです。

では、どのように仕事を進めていけばいいのでしょう?

私の失敗から学んだ「計画倒れしないための予定の立て方」をご紹介します。