自分のバケツを「面白い仕事」で満たせ
仕事のキャパシティをバケツにたとえてみましょう。
図表1のイラストのように、「面白い仕事」はあるけれども、大半は「つまらない仕事」でバケツは満たされています。バケツに余裕があることが上司に知られると、また「つまらない仕事」を注がれる。あなたにも身に覚えがあるのではないでしょうか?
むしろ、「面白い仕事」が少しでもあったらラッキー! バケツのすべてが「つまらない仕事」という人もいるでしょう。
では、図表1のイラストをご覧ください。
会社員3.0は、面白い仕事を自分で作ってバケツを満たします。バケツは満たされているので、誰かが作った「つまらない仕事」はそこに入りません。結果としてバケツの中は自分が作った「面白い仕事」ばかりとなるのです。
「自分で面白い仕事を作る?」
「どうやって?」
「そんな自由が会社員に与えられるはずはない!」
そう思われるかもしれませんね。
それが、できるのです。仕事は自分好みに「カスタマイズ」していい。
会社員3.0への一つ目の扉「カスタマイズの扉」を開いてみましょう。
仕事はおいしく料理してから食べていい
与えられた仕事は引き受けるしかない。
会社や上司の命令は絶対で、言われた通りに仕事をするのが会社員である。
こんな「勘違い」をしていませんか?
確かに会社員である以上、「与えられた仕事を遂行しなければならない」という鎖に繫がれています。しかしながら、その鎖には「カスタマイズの扉を開く鍵」がついているのです。
これは、仕事を面白くする「魔法の鍵」の中で最も大切な鍵です。
与えられた仕事は、食べ物にたとえるなら「生の人参」や「生のナス」のようなものです。
そのまま食べてもだいたいおいしくはないですね。馬やうさぎなら、そのままでもおいしく食べられるかもしれませんが、人間はそうもいきません。それなのに、おいしくない仕事を黙々と食べている会社員が多いのです。