会社員は振られた仕事にどう向き合うべきか。NTT西日本の連続社内起業家・猪原祥博さんは「仕事をそのまま引き受けてはいけない。おいしく料理してから食べないと、つまらない仕事がどんどんやってきて悪循環にはまる」という――。

※本稿は、猪原祥博『会社員3.0』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。

オフィスでビジネスの成功を祝っているグループ
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会社員がもっと自由になるための方法

会社員がもっと自由に、もっと楽しく働ける社会を作りたい。

僕は「はじめに」で、本書を書く目的をこのように書きました。

「自由に働く」「楽しく働く」といっても、現実はなかなかそうもいきません。

つまらない仕事は断ってOK!

会社員にこんな自由があれば本当にいいですよね。

お察しの通り、そんな会社はまずありません。

しかし、業務時間のうち、「面白い仕事」が占める割合を増やすことはできます。本稿では、その方法をご説明しましょう。

一般的な会社で仕事が一人の社員に降りてくる過程を考えてみましょう。

多くの場合、上司が仕事を作り出し、部下に依頼します。

「●●君、これ18時までにやっておいてー」

こんな感じですね。

この場合、部下は基本的に仕事を選べません。運よく「面白い仕事」が与えられることもありますが、「つまらない仕事」も降ってくるのが日常です。