さて、エッセンシャルオイルの使い方だが、まずは「芳香浴」だろう。一般的なのは、アロマライトという電球の熱を利用して、エッセンシャルオイルを温めて、香りを出すというもの。電球の上の皿に、3~5滴くらいオイルをたらすと、2、3時間くらいは楽しめる。
最近では、超音波を使ったアロマディフューザー(加湿器のようなもの)が普及し、こちらが人気だ。ライトよりも香りが強く出るからだろう。
スプレーにして、ルームフレグランスにしてもよい。エッセンシャルオイル10滴を5ミリリットルの無水エタノールに溶かして、さらに精製水45ミリリットルを加える。その溶液をスプレー容器に入れて、部屋にまけばいい。
次は「アロマバス」だ。お風呂に、エッセンシャルオイルを5滴入れ、香りに包まれて入浴する方法である。ただ、オイルはそのままだと水に溶けないので、最初に塩50グラムに4、5回分のオイルを混ぜておき、それをお風呂に入れるようにする。
門間さんのお薦めは「足浴」。洗面器に熱めのお湯を注ぎ、そこにエッセンシャルオイルを3滴入れる。これに足をつけると、10分から15分ほどで汗ばんでくる。むくみや冷えがとれ、疲労回復にもなる。
三つ目の使い方は、「アロママッサージ」である。ホホバ油やマカデミアナッツ油などの植物油に、好みのエッセンシャルオイルを1%加えて、マッサージオイルを作る。それを、腕、足、おなかなどに塗り、自分でマッサージすればいい。
門間さんは、「痩せたい人向けのスリミングブレンドがあります」と教えてくれた。引き締め効果のあるサイプレスと老廃物の排せつを促すジュニパーのブレンドである。このブレンド・エッセンシャルオイルを用いてマッサージすれば、スリムになるらしい。
隊員1号は、調査をしていて、アロマテラピーを試してみる気になった。帰りに早速、ラベンダーとローズマリーのエッセンシャルオイルとディフューザーを購入。今では、朝はローズマリーで目を覚まし、夜はラベンダーで眠りにつく、という生活を続けている。