あまたあるエッセンシャルオイルの中で、基本となるものを門間さんに選んでもらった。
(1)オレンジ
親しみのある香りで、子供にもなじみやすい。子供の機嫌が悪いときなどに用いると、明るさを取り戻せる。
(2)ローズマリー
力強いハーブの香りで、目を覚まさせ、血行を良くする。肩こり、冷え性にも良い。
(3)ティートリー
オーストラリアの先住民アボリジニが用いてきたもので、抗菌力があり、風邪の予防にもなる。
(4)ユーカリ
クールな香りで、空気を浄化する。頭をすっきりさせるので、集中力を高める。
(5)ゼラニウム
バラのような香りで、ホルモン、皮脂、心と体などのバランスを回復させる。
(6)ラベンダー
「アロマテラピーはラベンダーに始まりラベンダーに終わる」と言われるほど基本となる万能な香り。心を落ち着かせる。眠れないときなどにも用いる。
慣れてくれば、数種類をブレンドして、自分だけのオイルを作れるようになる。すると、楽しさは一層増す。
エッセンシャルオイルは植物からできているとはいえ、相当に刺激が強いものもある。ヨーロッパでは、治療として飲ませる国もあるが、日本では飲んではいけないことになっている。薄めて皮膚に塗るときも、最初は少量を腕などでテストしたほうがよい。
エッセンシャルオイルの小瓶は、開封後、半年から1年で使い切るようにする。酸化が早いからだ。冷暗所に保管するが、冷蔵庫はNG。エッセンシャルオイルは温度変化を嫌うそうだ。