「畳まなくていいんじゃない?」
答えは出ませんでした。ワンジーはしわにもならないし、しわになったからといって、別にどうってことないのです。赤ちゃんがしわのついたワンジーを着ていたといって、誰が気にするというのでしょう。昼になるまでに、どうせ4回は着替えさせなくてはならないっていうのに。
「これは……畳まなくても……いいのではないか……」
私は大声で、覚悟を決めて言いました……洗濯ポリスが怖いから? さあ、どうだったのでしょう。私にも分かりません。洗濯にもルールがあったのです。でも初めて、自分に対して洗濯とはどうあるべきかと問うのをやめ、洗濯が自分にとってどう機能してくれるのかを考え始めました。
私は自分の周りの洗濯物の山を見回しました。フリースのパジャマ、スエットパンツ、下着、ジム用半ズボン。
「これって全部……ほぼ全部、畳まなくていいんじゃない?」
洗濯の神様が私の肩をぽんと叩いてくれたかのように、私は自分にそうささやいたのです。
洗濯物の山をひっくり返し、しわが残ってはいけない仕事用の服、あるいは単に好みでしわがないようにしたいものを選び出しました。それをハンガーに吊すのにかかった時間は1分です。それ以外の洗濯物は畳まずにそのまま片づけて、3分以下で終了でした。
意味のないルールで、私が従っていたものって、他に何があるでしょうか?
洗濯のルールを考え直す
1. ランドリーバスケットは寝室に
ランドリーバスケットはどこに置いてもよい。すべての部屋にあってもいいし、キッチンやリビングにあってもいい。
2. ランドリーバッグが一杯になったら洗う
洗濯するのは月曜日だけにして、すべてを洗うこと。そうすればこの日が洗濯の日として定着して、忘れることがないから。
3. 暗い色、白の洗濯物を分ける
全部一緒に入れてしまう。色分けしない。水で洗えばよい。
4. 洗った衣類は素早く乾燥機へ
洗濯が始まったらタイマーをセットすること。乾燥機に入れたらもう一度タイマーをセットすること。
5. 洗濯物を畳む
バスケットや入れ物をいくつか用意して、畳まずにその中に投げ入れる。シャツはハンガーにかけてもよい。
6. 各部屋にあるクローゼットに衣類はしまう
すべての衣類は一部屋に集める。ランドリーエリア近くの部屋にすべて置くようにする。2人の子どもの服を着せるのは私1人なので、各自の部屋のクローゼットに服をしまう意味がないから。その部屋に座り込んで、動くことなく家族全員の洗濯物を8分以内に仕分け可能。