生中継力で売り上げ相乗アップ

(1)プロのスタッフを起用して、決定から2週間でオンエアへ

今回は、プロの制作スタッフ、キャスターを起用して、発案から3週間、決定から2週間という短期間で番組を制作し、オンエアにこぎつけた。「これで実績を残せたので、今後はたとえば社員を出演させるなど、新しいしかけもどんどん考えていきたい」と、高林さん。

(2)「また新しいことを」というコメントがコメントを呼ぶ

ユーストリームに寄せられたコメントの中には批判的なものもあったが、とりあえず話題を提供し、多くの人にアクセスしてもらうことが目的。ウェブニュースでも取り上げられ、それを読んだ人がどんどんアクセスするという結果となった。

(3)朝昼夜と何度でも楽しめるような構成を心がける

朝は行列の模様と開店の様子を生中継、昼は、最寄りの渋谷駅から店までのルートを紹介、夜は実際に商品を買った顧客にインタビューするという多彩な構成に。1日中、何度も違った形で楽しめるような構成にし、視聴者を増やせるよう努力。

(4)ツイッターとの連携で、宣伝効果倍増を狙う

60周年記念キャンペーンでいち早く販促ツールとして導入していたツイッターを今回も活用。番組と同時に何度も店舗情報をつぶやき、フォロワーを増やす仕組み。

(5)ノートパソコンで発信、iPhoneでどこでも確認

ツイッターの発信はノートパソコンから、週末や外出先からの確認にはiPhoneを利用。「3月から導入された社用iPhoneにより、パソコンを立ち上げなくても、すきま時間で返信・連絡ができるようになり、業務効率が上がりました」と高林さんは語る。

※すべて雑誌掲載当時

(澁谷高晴=撮影)