球審の判定は「かなり恣意的」
より極端な例として、3ボール0ストライクと0ボール2ストライクのときの差も図表2に示す。
「球審という人間」の目によるゾーンの判定には、かなり恣意的なものが含まれているといえるだろう。
ストライクゾーンは円形だった
また、球審がストライクとコールするゾーンは、円形に近いことも判明した。
つまり、規定のストライクゾーン(図表1・2・3の長方形)の四隅にボールが来ても、ストライクとコールしてもらえないのである。
四隅に来た球については、高低と横幅の判定を同時に行う必要があるため、判断が難しくなっているという現実があるのだろう。
日本のNPBでの、目視によるゾーン解析でも、カウントによってストライクゾーンの広さに違いがある、という研究がなされている。