「新しいロイヤルファミリー像を応援」で大炎上

だけど日本は、相変わらず女性は弱いものとしておくのが大好きで、「生意気でチャラけた小室圭が野心を持って皇族に近づき、眞子さまをそそのかし、できもしない米国弁護士試験を受験するだのと言って国外へ逃げた」「あの親も怪しい」「われわれの高貴なる皇室を脅かす存在、許すまじ!」「眞子さまはだまされている!」「それにしても眞子さまも頑固すぎだ、秋篠宮様がおかわいそう‼」とカッカしている人々がせっせとネットに呪いの言葉を書き込んでいた。

「ええじゃないか、海外に出て活躍したいという新しい日本のロイヤルファミリー像だ。小室圭さんもアメリカでの大学院生活を経て、なかなか引き締まっていい面構えをしている。日本を出て頑張ろうという若者は、それだけでも日本の希望なんだから、応援しようじゃないか」と朝の情報番組で鷹揚に発言した私は、当然の帰結として大炎上した。

「はぁ? 眞子さまは平民の小室圭と結婚して平民になるんだから、2人ともロイヤルファミリーじゃないし。このコメンテーター、バカなの?」とばかりにののしられたものだが、主題はロイヤルファミリーの正確な定義の話じゃない。あの頃の世間はまだ明けぬコロナ禍の不安だなんだ、ホント暇でピリピリしていた。

さて、弁護士試験を通って「小室圭さんは、外国人からは日本のロイヤルファミリーだという認識で弁護士としての人気が出るだろう」と予測されている今、あの人たちは息してるだろうか。元気にお過ごしだろうか。私を含む世界の庶民たちにとって、ロイヤルっていうのはそのくらいのざっくりした存在である。正統がなんだとか、皇族からはドがつく他人でまごうことなき庶民のあなたや私や平民コメンテーターがお互い皇位継承権1億3000万位の身分で皇室を憂いてみたところで、大茶番である。