心と体の健康には、腸が深く関係している。順天堂大学医学部の小林弘幸教授は「便秘や下痢、うつ病も腸内環境の悪化が一因となっている。腸は不安やストレスに敏感に反応するため、食生活を見直して『腸活』をはじめてほしい」という――。

※本稿は、小林弘幸『腸を整えたければバナナを食べたほうがいいこれだけの理由』(アスコム)の一部を再編集したものです。

腸の絵を描いた紙を腹部に当てる人
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今、なぜ腸活をしなければならないのか

「腸は、第2の脳」「腸内環境が乱れると免疫力が落ちて、病気にかかりやすくなる」。体や心の健康に腸が重要だということが、昨今語られるようになってきました。