ひろゆき氏vs沖縄基地反対運動
理路整然としたもの言いで相手をギャフンと言わせる「論破王」として、今や小中学生の憧れの存在になっているひろゆき氏が、ついに「米軍基地反対運動」まで論破してしまった。
きっかけは10月3日、沖縄のキャンプ・シュワブのゲートの「新基地断念まで座り込み抗議不屈3011日」と書かれた看板の前で、ピースをした写真とともにひろゆき氏がこんな投稿をしたことだった。
「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」
座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない? pic.twitter.com/w6oTCQO94t
— ひろゆき (@hirox246) October 3, 2022
これが大炎上し、「座り込み」の定義や基地反対運動をめぐる激論が交わされたのはご存知の通りだが、結果から言うと、いつも通り、ひろゆき氏の「圧勝」で終わっている。
さまざまなメディアや有識者は「本土の犠牲になった沖縄を侮辱している」「沖縄の歴史を知らなすぎる」「あの人の代わりに本土の人間として謝ります」などとひろゆき氏を批判しているものの、ご本人は涼しい顔をして、今日にいたるまでスーツ姿で謝罪会見もしていなければ、釈明や訂正のコメントも出していない。
「ひろゆき離れ」どころかフォロワー増加
むしろ、一部メディアが「ひろゆき離れ」が起きていると煽ったのを逆手に、「離れている実感はなくてツイッターのフォロワー数が増えて困ってます」なんて茶化す余裕まである。こういう状況を見れば「ああ、やっぱりひろゆき氏は正しかったんだ」と思う人もたくさんいる。
実際、件の投稿には28万以上の「いいね」がつき、ネットやSNSには「沖縄の基地反対運動に多くの人が感じている胡散臭さを浮き彫りにしてくれた」「左派メディアの反対運動をやたらと持ち上げる偏向報道ではない、客観的な情報でよかった」なんて感じで、ひろゆき氏を称賛する声も少なくない。メディアや専門家がどう負け惜しみを言ったところで、世間的には「勝負あった」なのだ。
さて、そこで気になるのは、なぜひろゆき氏はここまで鮮やかに「勝利」ができたのかということだろう。