難関大学に合格するには、どれだけ勉強すればいいのか。現役医学部生YouTuberの藤白りりさんは「必要な時間は人それぞれ。『何時間勉強した?』と周囲と勉強時間の長さを競っても意味がない。『みんながやっているから』と考えるのは危険だ」という――。
※本稿は、藤白りり『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
受験勉強を効率的に進めるために必要なのは「ゴール」の意識
受験のゴールは「合格」ですよね。しかし、そこに到達するために必要なものや到達点は人によって違います。なぜなら、志望校によって求められる偏差値や問題の難易度が違うからです。ということは、同じ模試を受けても、人によって目指すべき点数は違ってきます。もっと言うと、点数だけでなく、できるようになるべき問題のタイプも違います。つまり、受験勉強のゴールは人によって違うのです。
受験は試験日の決まっている、時間的に有限の戦いです。志望校の合格レベル以上のものを勉強するほどの時間的余裕はありません。その逆で、志望校のレベルより低い問題ばかりをやっていても、合格に必要な知識は身につきません。
ということは、受験勉強を始めるにあたっては、自分が目指すべきレベルを把握しておくことが効率的な勉強につながります。必要以上・以下のものはできる限り省いて“コンパクト”な勉強を意識しましょう。