皮肉には気づかないふりが一番
ケース2:皮肉タイプ
「昨日は忙しかったからコンビニのお惣菜で済ませちゃった。けっこうおいしいよね」に対して、「え~コンビニのお惣菜、うまく使えるんだ。えら~い。私、どうしてもビニールに入ってるお惣菜、我慢できなくて、鰹節削るところから始めるから時間かかっちゃって」みたいな、上げて下げるタイプ。
これは、マウンティングだなんて思わないのが、一番。本当に困っている人だと思って、優しくしてあげよう。
「いやいや、あなたのほうがずっと偉いよ。毎日、鰹節削るだぁ? やば」って言ってあげたら、相手はマウンティング成功して、気持ちよ~く成仏してくれる。調子に乗って、お料理自慢をはじめたら、「けど、それじゃ、生きてくの、大変だよね~」とひたすら同情してあげると、ブレーキをかけられる。
謙虚なふりして自慢するタイプには「仲間扱い」が効く
ケース3:謙虚なふりして自慢するタイプ
70キロ超級の友人がダイエットの話をしてるのにかぶせて、「私も先週、大台に乗っちゃってぇ。50キロになっちゃったぁ」なんて、自分を卑下して話を合わせてくるも、結局自慢話、というマウンティングもある。まぁ、これも、無邪気な発言であることも多いのだが、言われたほうは、まじムカつく。
マウンティングのつもりで言ったとするなら、マウンティングに気づかないふりをして仲間扱いするのが、一番がっかりさせてやれる。「そうなの!? 油断しちゃだめよ。大台に乗ったときに、取り戻すのが肝心なんだからね」なんて、先輩としてアドバイスしてあげたりしたら、「あなたと同じにしないで~」と心の中で泣くはず。
ケース4:ひたすら自慢するタイプ
シンプルに自慢されたら、祝福してあげたらいい。そんなの可愛いもんでしょ。
「娘が医学部に入ったの」「うわぁ、頑張ったね」
「彼氏から、豪華客船の上で、サプライズ・プロポーズしてもらった」「ひゃ~、おめでとう~」
単なる自慢話は、受け手がマウンティングだと思うから、マウンティング成立しちゃうのである。
笑顔で祝福しちゃえば、こちらに余裕があるように見える。それが、「言わないけど、こっちは、もっといい思いしてるんだよね~」という余裕に見えて、彼女をひとり勝ちさせないのである。