「他人からよく見られたい」という虚栄心に注意
子どもに限ったことではありません。人から認められたい、人から評価されたい、人から称賛されたい、と思うのは人間の本性です。多くの人は、人にホメられることがうれしくて懸命に働くのです。
これは「自分のことをよく見せたい」「立派に見てもらいたい」という虚栄心の発露でもあります。
ただ、この虚栄心には、気をつけなければいけない落とし穴があります。
それは「もっとホメられたい」と努力し、そのあげくホメられるためだけに働くようになることです。
そうすると、評価を求めてデータをごまかしたり、ウソをついたりするようになりかねません。つまり「他人からよく見られたい」という虚栄心の悪いほうが出るのです。
本来は、仕事の喜びと面白みを見いだすための努力です。努力の方向を間違えないようにしなくてはなりません。