リンクの数が多く、構造がわかりやすいサイトは信頼性が高い

①外部サイトからの参照

Googleの検索エンジンでは、「外部の信頼性の高いWebサイトから多くリンクされているWebサイトは信頼がおけるコンテンツ」ということで、上位に表示されやすくなると言われています。ただし近年、特定のWebサービスや商品、企業がSNSなどで話題になったときなどにわざわざリンクを掲載しないことも多く、Webサイト上で話題になっているWebサービス、商品、ブランドなどはリンクされていなくても上位表示に影響されるようになっている(専門用語で「サイテーション」)と言われています。これは、端的に次のことを指します。

・知名度が高い企業やWebサービスは比較的上位表示されやすい
・信頼されるWebサイトからリンクされる機会が大きい大型Webサイトも上位表示されやすく、私たちの目に留まりやすい

パソコンで不動産サイトを閲覧する女性
写真=iStock.com/kazuma seki
※写真はイメージです
②サイト内部の構造

サイトのページ構造(HTMLの記述の仕方や、Webサイトの階層構造など)がわかりやすいか。

ページ内の適切なところに上位表示したいキーワードが含まれているか。

そういった要素も考慮に入れられるようになっています。

ただし、こちらについては年々全体における影響度は小さくなっています。

「質の高いコンテンツ」は上位に表示される

③Webサイトのコンテンツの良し悪し

Google(Yahoo! JAPAN)の検索エンジンでは、中身の質の高いコンテンツを優先して上位表示するようになっています。ここで問題なのが、「“質の高いコンテンツ”とはいったい何なのか?」ということです。

たとえば、「インフルエンザ 症状」というキーワードで検索をおこなったとします。その時に検索エンジンに表示される2種類のコンテンツがあったとして、どちらのほうが質が高いコンテンツと言えるでしょうか。

①専門用語などを排してなるべくわかりやすくインフルエンザの症状について書いてある記事。ただし、簡略化した情報のため、大まかには合っているが、医学的には必ずしも正確とは言いきれない。
②専門用語などを多用しながら、インフルエンザの症状について医学的な裏づけも参照しながら書かれた、極めて正確な記事。ただし、文章も長大で、一定の知識がないと読み手が理解できない、論文に近い内容。