先生や大人からの教えでは、稼ぐスキルは身につかない

先生や大人の言う通りにやって稼げたのは、平成がギリギリ。令和の時代では無理です。

現に今、若くして稼いでいるのは、YouTuberやアプリを作るエンジニアといった、大人世代が想像もしなかった職業の人が多かったりしますよね。こういう人たちは、受験で合格するためには必要だけれど、社会に出たら使わない勉強は必要最低限と割り切って、たとえばプログラミングのような「一発逆転スキル」を磨いてきたのです。

人口が減って経済が縮小していく社会では、みんなで同じ道を進んでいては儲けることができません。若いうちからお金を稼ぎたければ、他の人とは違うことをやってポイントを取り、おいしいポジションを得て、数少ないイス取りゲームを勝ち抜く必要があります。

でも大人はいまだに、そのことに気づいてないんですよね。学校や教科書で学ぶのは大切ですが、大人の言うことは信用しないほうがいいです。

幸せになる最も簡単な方法は、人のためにお金を使うこと

おじいちゃん、おばあちゃんが孫にお年玉をあげるときって、孫の喜ぶ姿を見るのを、自分たちも楽しんでいますよね。お金がなくなることより、孫の笑顔を見ることのほうが嬉しいのでしょう。

ひろゆき『人生が好転する100の言葉 頑張らずに楽しく生きる』(学研プラス)
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これは、お年寄りに限った話ではなくて、人間は他人のためにお金を使うことを楽しむ、という性質があります。

このことを裏づける実験は、いくつもあります。

ある実験では、5ドルもしくは20ドルを被験者に渡して、そのお金を自分のために使うグループと、他人のために使うグループに分けました。すると、他人のためにお金を使ったグループのほうが、そうでないほうよりも幸せを感じた、という結果になったそうです。

似たような実験ですが、ボーナスを自分のためでなく、寄付などを通じて社会のために使った人のほうが幸福感を得られた、という結果も出ています。

意外に思えるかもしれませんが、幸せになる最も簡単な方法は、人のためにお金を使うことのようです。

もちろん、自分の食費も失うくらい他人にお金を使ってしまうのは別として、他人に使うお金を、趣味のお金くらいに捉えてみるといい気がします。

万が一、他人にお金を使いすぎて食費がなくなってしまったら、誰かに「おごってくれ」とお願いしてみましょう。おごってくれない場合、今後その人にお金を使うのは、やめたほうがいいかもしれません。

こんなことを言ってはいますが、僕のように人におごるということを一切しない人間もいますので、そこはご理解くださいね。

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