本屋さんに並ぶ本で「株の買い時」がわかる

この人間の心理を逆手にとるなら、おすすめなのは、本屋さんに毎日通って並んでいる本をチェックすることです。

「主婦の私でもできた100万円を1億円にする株式投資」「自動投資でラクラク稼ぐ」といったタイトルの本がズラッと並んでいるときは、株を買わない方がよいでしょう。

そのような本が姿を消し、「ヒーリングのすすめ」「自分を許す生き方」といったテーマの本が並び始めたら、それはだいたい「株の買い時」です。

書店の本棚
写真=iStock.com/Jumoobo
※写真はイメージです

このルールで株式投資をすれば、日経平均株価や経済の動向などを知らなくても、そこそこ成功できるのではないかと思います。(※)

しかし実際には、これがなかなかできません。

かつてアメリカで、「私は親や学校の先生、友人などの言うことをよく聞き、学校では優秀な成績を収めてきた。ところが株式投資では失敗してばかり。これはどうしてだろう」と問う本が出版されたことがあるのですが、この問いへの答えは「だからです」ということになります。

株式投資というのは、誰も投資をしたくなくなったときに買い、みんながこぞって株を買うときに売ることが長期的に大事なポイントです。

みんなが言うことを素直に信じて行動する人、「みんなが買っているから買う、売っているから売る」という人は、株式市場では儲けられないのです。

※当コメントは個人の見解であり、市場動向や将来の結果をお約束するものではありません。

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