[和食]千真野(せんまや)

――若者の街・下北沢の貴重な大人の隠れ家

●若者の街・下北沢にあって、大人の男を満足させる本格和食の店。京料理の有名店で長く修業した主人のつくる、香り高いだしのきいた料理はすべて絶品。値段はどれも手ごろで、コストパフォーマンスが高い。

●東京都世田谷区北沢2-34-8 KMビル2F TEL.03-3467-8875 営業時間/18:00~24:00(LO23:30)水休 カウンター8席、テーブル10席 カード可 21:00まで禁煙

1.「たこの柔煮とふき」(1200円)。しっかりと煮ふくめたたこは、口の中でとろけるほど柔らか。
  2.「ほうれん草と湯葉の胡麻和え」(650円)。絶妙なゆで加減のほうれん草と、とろりとした湯葉の食感が楽しい。
  3.「こはだの南蛮漬」(780円)。こはだは、一切れが大きく、食べ応え十分。
  4.「煮鴨」(1500円)。鴨独特のくせが抑えられ、誰もが好む味に仕上がっている。値段はすべて2人前だが、写真は1人前の分量。主人が、人数や個人の好みを見計らって調整してくれるので、分量や値段もそれに応じて変わる。主人の千葉健さんは岩手県一関市の出身。店の食材の多くが岩手産だ。佐助豚、南部鶏、岩手鴨、いわて門崎丑(かんざきうし)など、岩手のブランド肉が、肉じゃがや味噌漬け焼きなど、さまざまな料理で楽しめる。野菜は千葉さんのお母さんが地元の道の駅から直送してくれるという。日本酒は七福神、利休梅など1合650円~。焼酎は中々、●六(きろく)、長雲などグラス600円~。ワインはボトル3000円~。※●は七の下に七が2つ

[洋食]新世界 グリル 梵

――通天閣の下で守る創業70年の味

●大阪の堂島と、東京・銀座に、ビーフヘレカツサンドの専門店がある。テークアウトと、地域限定でデリバリーが可能。

●大阪府大阪市浪速区恵美須東1-17-17 TEL.06-6632-3765 営業時間/12:00~14:00、17:00~20:00 毎月6日、16日、26日休み カウンター4席、テーブル12席 カード不可 禁煙 堂島店 TEL.06-6347-5007、銀座店 TEL.03-5565-3386

1.メニューの中でダントツ人気の「ビーフヘレカツサンド」(1890円)。大阪では、ヒレ肉のことをヘレ肉と呼ぶ。さらに、大阪でカツといえば、ビーフカツのこと。分厚いカツのジューシーさがたまらない。創業から70年以上守られてきた秘伝のソースも絶品。
  2.柔らかいヘレカツを、カレーで煮込んだ「ヘレカツカレー煮込み」(1890円)。このカレーは、2度挽きした牛肉のミンチ、さらにアキレス腱やバラ肉を加えてドロドロになるまで煮込んでいる。濃厚ながらも爽やかな辛味で、かなりのボリュームだが軽く食べられてしまう。
  3.伊勢から取り寄せる的矢かきをカラリと揚げた「かきフライ」(1890円)。驚くほど大粒のかきは、噛み締めると磯の香りが口いっぱいに広がる。サクサクの衣も、マヨネーズも自家製。
  4.ハヤシこと「ハイシビーフ」。サラダ付きで1890円。10日間ほどじっくり煮込んだドミグラスソースからつくる。柔らかい薄切り牛ヒレ肉とシャキシャキ感の残る玉ねぎが絶妙な組み合わせだ。

(文・構成/樺島弘文 撮影/kuma*・塩崎 聰)