自由を自分たちで取り戻そう

ニューノーマルなんかでなく、コロナ前の社会に戻るべきです。必要のない場所ではマスクを外す。よく考えれば当たり前のことです。しかし今の私たちには、自分の行動に責任をもって自立して暮らしていく貴重な学びの機会になるでしょう。

欧米では日本よりも先に、マスク着用をはじめとするコロナ規制が撤廃されています。海外では、すでにコロナ前の生活に戻り経済が動いているのです。日本がガラパゴスのような状態で取り残されれば、経済も、国力も、二流以下に転落してしまいます。

感染対策を続けて他人と距離を起き続けることは、少子化につながります。2021年の合計特殊出生率は1.30で、6年連続で低下し、出生数も過去最少となりました(※9)

コロナ禍後に出生数を回復させる欧米に比べて、日本は人口減少に歯止めがかかりません。コロナ専門家が主導したマネジメントの失敗で、国民は貧しくなり、自殺者も増えました。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを2類相当のままにし、人災拡大と補助金垂れ流しを放置してきました。これは明らかな人災です。人口減少と貧困が悪循環になっていくことを防がないといけません。

私たちは「自主性を取り戻してマスク離れ」をすることができるのか、試されているようにも思います。それは、私たちがコロナ前の暮らしに戻るための試金石です。何かあれば、またつければいいだけです。

コロナ専門家にすべてを委ねるのではなく、私たち自身が考えて行動する時が来ました。日本の繁栄と私たちの豊かさを回復させるために「くだらないこと」をさっさと自分で終わらせてしまいましょう。誰もいないのにマスクを着けたり、人前だけマスクを着けたり――。周囲の目を気にしてマスクを着けるのは、もうおしまいです。

顔から保護フェイスマスクを取り外し、深呼吸してリラックスするビジネスウーマン
写真=iStock.com/recep-bg
※写真はイメージです

マスクを外すことは、自分に主体性をとりもどして有意義な人生を送っていくすぐにできる第一歩です。もう色々なことは終わりました。さあ、私たちも海外の人々と同様にマスクを青い空に放り投げ捨てて、自由に人生を謳歌していくことにしましょう。

※1. 後藤厚労相、マスク着用「もともと『外してよい』との考えだった」 産経新聞 5月20日
※2. 会話少ない屋外「マスク不要」 未就学児推奨も見直し―専門家ら提言・厚労省助言組織 時事 5月19日
※3. 厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html)
※4. 世界各国のワクチン接種状況 時事
※5. 体育大会で熱中症か 30人搬送 1人重症 大阪の中高一貫校 NHK 2022年6月3日
※6. 生徒22人が病院搬送 熱中症か 体育大会の練習中に 生徒は「マスクは皆していた」 尼崎市立中学校 関西テレビ 6月3日
※7.「足がついても溺れる?~マスクで水辺に近づく危険~」NHK 2021年9月10日
※8. 感染研がエアロゾル感染認める 飛沫、接触の報告書から一転 毎日新聞 3月30日
※9. 1年の出生率1.30 少子化対策見劣り、最低に迫る 日経新聞電子版 6月3日