学校には人権も権利も存在しない
だけど、日本の学校では、そんなことは誰もいわない。子どもは大人の言うことに従っていればいい、という感覚です。
学校の先生は、校則を生徒にあれこれいう前に、「子どもの権利条約」という「法のルール」があって、日本でも批准しているのだから、まずこれは守らないと、と思わないといけない。実際、学校が「世間のルール」としての校則をたくさんつくって、その校則の一つひとつが人権侵害だったりするわけですから。
「法のルール」からみれば、校則にはいろいろ問題があるのですが、それに気がつかない。
「世間」には人権も権利も存在しないからです。結局学校は、「法のルール」で動いているのではなく、「世間のルール」で動いているということです。