仕事の疲れを癒やしてくれる非日常体験
どんなにお金持ちでも「自宅に大浴場がある」という人はほとんどいないだろう。つまり、大浴場に入るという行為は誰にとっても非日常体験、ということになる。
逆にせっかくホテルに泊まっているのに、自宅の浴槽よりも狭いユニットバスに浸かって「これだったら、自宅のほうがゆったりできる」と感じてしまったら旅情もないし、心身ともに疲れを残したまま出張を続けなくてはならない。ゆえに、大浴場があるホテルを選びたくなるサラリーマンやビジネスマンが多いのだ。
他の「大浴場付きビジホ」に差をつけるサービス
現在では他のビジネスホテルチェーンでも大浴場を売りにするケースが増えてきた。しかし、ドーミーインとは決定的に違う部分がある。それは大浴場の営業時間だ。
だいたいのビジネスホテルではチェックインの時間に合わせて大浴場をオープンして、清掃などのため深夜0時から2時ぐらいで一旦、閉めてしまう。あまり広くないホテルの大浴場の場合、たとえば夕方から夜時までは女湯、それ以降は男湯と入れ替え制を取っているケースも珍しくない。つまり「いつでも、好きな時に、気軽に」入れるわけではないのだ。
その点、ドーミーインはチェックインが可能な時から大浴場に入れるのはもちろんだが、深夜に至ってもクローズすることはなく、基本、夜通し入浴できるのだ(サウナだけは深夜から朝にかけて閉まってしまうが、できたらいつか改善してほしい)。
出張時はイレギュラーなスケジュールになることも多々ある。とりあえず夕方、現地に入って、夜から打ち合わせという場合、一度、大浴場に浸かって心と体を整えてから相手先に向かい、深夜、ホテルに戻ってきてからもうひとっ風呂という贅沢もできる。
こうなってくるともはや湯治の感覚に近くなってくるが、いつでも気軽に大浴場に入れるというのは間違いなくドーミーインのストロングポイントだ。