「この前のテスト悪かったでしょ」と言ってはいけない

テストに向けての勉強を促したいとき
✕ ちゃんと勉強しなさい。この前のテスト悪かったでしょ。/今度はいい点数とれるように頑張りなさい
◯ この予定でやってみようか。/点数とれるように、一緒にチャレンジしてみない?

テストが近づくと、「ちゃんと勉強しなさい。この前のテスト悪かったでしょ」「今度はいい点数とれるように頑張りなさい」などと声をかけるお母さんが多いと思いますが、「この前のテスト悪かったでしょ」は、絶対に言ってはいけない言葉です。子どもは悪い点数を取ったときのことを思い出して、イヤな気持ちになります。このような後ろ向きの言葉ではなく、子どものやる気を引き出す前向きな言葉をかけましょう。

子どもは、テストの勉強をしなくてはいけないと内心焦っていても、何をどのようにやればいいのかがわからない場合がほとんどです。だから、子どもにテストの勉強を任せるのではなく、お母さんがサポートしてあげましょう。

予定表を作ることで、子どもはやる気になる

まず、テストの時期、テスト範囲などを把握したうえで、逆算して1日にどのくらいやればいいか、予定を立てます。その予定表を見せながら、「この予定でやってみようか」と声をかけてあげるといいですね。子どもは自分のために何かしてもらうとうれしいものです。「点数とれるように、一緒にチャレンジしてみない?」と、やる気になる声かけをして、お子さんに寄り添ってあげましょう。お母さんが勉強の計画を立てて横にいてあげると、子どもはうれしくて勉強をするようになると思います。

手にのせた時計と英語で曜日が書かれたキューブ
写真=iStock.com/takasuu
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テストでいい点数を取れるようになれば、勉強することが楽しくなってきます。お母さんが働いていて忙しいため、そのようなサポートができないという場合も、予定表だけは作ってほしいですね。ただ「やりなさい」と言うのではなく、お母さんが予定表を作って、子どもをやる気にさせることが大切です。

アドバイス
働いているお母さんは、帰宅後は疲れているとは思いますが、30分でいいから、すぐにお子さんの勉強を見てあげましょう。お子さんが寝た後にやりたいことをやれますから、まずはお子さんのために時間を使ってほしいですね。