※本稿は『プレジデントFamily 2022 春号』の一部を再編集したものです。
学校の勉強と何が違うのか
小学校で習う算数と中学受験に向けた算数学習の大きな違いは、カリキュラムの進度です。
計算でいえば、小学校では、3年生までに整数でのたし算・ひき算・かけ算・わり算ができるよう指導されます。続いて、小数の計算を5年生まで、分数の計算を6年生までかけて学んでいきます。
一方、中学受験のカリキュラムでは、4年生のうちに小数・分数の四則演算まで習います。
小数・分数を含めた計算力が、応用問題をやっていくための基礎となるからです。たとえば、速さの計算も、おうぎ形の面積を求めるのも、分数を理解していることが前提になります。
[答え]●桜蔭 ア:110分の27 ●開成 小数第48位:8 小数第56位:3 小数第96位:6
つまり、早いうちに計算力を身につけ、それを土台に、さまざまな応用問題の解法を学んでいくという学習カリキュラムなのです。
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