「スーパーは、お客様の居住地から500メートル~1キロ以内の立地が基本。実際、お客様の7~8割は、車ではなく自転車か徒歩でいらっしゃいます。週1回の特別なお買い物ではなく、週に2、3回来店して冷蔵庫代わりに使ってもらえるよう、効率的に店を配置するように出店計画を立てています」

と語るのは、マックスバリュに続いて第2位にランクインした、ライフの広報部兼首都圏営業企画部営業企画課課長・尾崎健さん。

地方に強いマックスバリュとは対照的に、ライフは首都圏と近畿圏を中心に出店。93年からのバブル崩壊後の不況期を逆に「大きなチャンス」と捉え、8年で132店舗という「怒涛の大規模出店」を行った。現在、首都圏に92店舗、近畿圏に117店舗、合計209店舗を展開している。

「当時は、1年間で20店以上も出店したこともありましたが、今は事業規模に見合った形で、年間に8~10店舗というペースで出店を続けています。来期も優良な立地に8店舗を新規展開する予定です」(ライフ・尾崎さん)

あえて商品を絞りこむことはせず、豊富な品揃えで、顧客が求める商品を最適な価格で提供することをモットーとし、要である生鮮食品の鮮度管理については商品部として力を入れる。

「今後はスーパーとしてのサービスの基本事項を徹底していきたい。商品の質に対してのお買い得感、挨拶、清潔感など、当たり前のことを徹底するのが最も難しい」