好感度狙いのディラテ、斬新さが売りのレトラクテ
「輪郭」の観点で言うと、どっしりタイプのディラテと、面長タイプのレトラクテでは、扱う商品の得意分野に違いが出ます。
現実的な物の見方をするディラテの場合、日常生活に密着した商品やサービスをアピールするのが得意です。
世の中ですでに売れているもの、流行っているものを観察して、そこから発想を展開させていくイメージです。世間での好感度を意識したPR戦略を立てたりするのもお手の物でしょう。
一方、レトラクテの場合、まったく新しいコンセプトの商品について、用途やイメージがしっかり消費者に伝わるようなプレゼンテーションを行なうことを得意としています。レトラクテの人は、「抽象的な世界観」を扱うのが得意です。
最先端のデジタルガジェットのように、普通の人が「それは本当に役に立つの?」と思ってしまうような商品でも、つい手に取りたくなるようなストーリーを提示することができるのです。
(イラストレーション=髙栁浩太郎)