「ますらおエリート」として育成される愛息子
一方、特に男の子の場合は「ますらおエリートコース」を歩む可能性があります(ただあくまでも本人が親のますらお気質を引き継いでいる場合ですが)。幼少期からサッカーや野球、柔道などをやり、休日のキャンプでは弥生時代のように摩擦熱で火をおこそうと奮闘します。川に行けば数メートルの岩からダイブし、スキーに行くと急傾斜の上級コースを滑ります。私の同期は父親が陸上自衛官で「Tシャツはズボンにインしないと怒られるから、近所では直していた」や「テストの点数を見て『おおむね良好!』と言われた」と話していました。
また、親の僻地勤務に一緒についていく場合は、さらにたくましくなります。南の島の場合は太陽の日射しをたっぷり浴びて、サンゴの海にダイブし、漁師の手伝いで捕まえたヤシガニを茹でて食べるようになります。北海道の道東なら極寒の中スキーをしたり、知り合いの狩猟に同行し鹿肉を堪能したりするようになります。このように、都会では決して味わえない経験をして生き物として強くなるのです。