⑤責任を押し付けてくる人
職場によくいるこのタイプの人たちは、2つのパターンに分類できます。
まず、自分が怒られたり、傷つくことを極端に恐れているパターン。
自分を守るために、自分でも気づかないうちに嘘をついたり、責任転嫁している人たちです。
上司がこのパターンである場合、自信がないまま年功序列などで管理職になってしまい、さらに上の立場の上司から怒られるのが嫌で、部下に責任を押し付けている、というケースがよくあります。
そういう方たちに責任を押し付けていることを指摘すると、
「えっ、そんなつもりは全然ありませんでした。すみませんでした」
と素直に謝る方もいらっしゃいます。
一方、このタイプの中には、もう1つパターンがあります。
それは、プライドがとても高く、ちょっとした成功体験から「自分が間違えるわけがない」と思い込んでいる人たちです。
このような人たちは、「自分は間違えるはずがないのだから間違っているのは他人」という他責の考えがベースになっています。
「成功は俺のおかげだけど、失敗はあいつのせいだ」と思っているため、周囲に責任を押し付けてくるのです。
めんどくさい人はターゲットを選んでいる
ここまででもうお分かりだと思いますが、職場のめんどくさい人たちは、とにかく自分本位。
意識的であれ無意識であれ、自分のせいで相手が傷ついたり、犠牲になることに無頓着な人たちです。
残念ながら、このような特徴は周囲が働きかけて変わるものではありません。
このような人たちとかかわる上で最も重要なのは、彼らのターゲットにならないよう自分の言動を変える、ということです。
あなたにとっては信じがたいかもしれませんが、彼らはたまたま目の前にいる人をターゲットにするわけではありません。
自分にとって都合がよく、多少のことをしても声を上げないような人、問題にならないような人を選んでいます。
本稿を読んでくださったあなたは、周囲から「いい人」と言われることが多いのではないでしょうか。
実は、めんどくさい人たちにとって、あなたのような「いい人」は絶好のターゲットなのです。