テーマごとにメモを集めるのも無意味
2番目のありがちな失敗は、特定のプロジェクトに関連するメモだけを集めるというものです。こちらの方法は、一見して理にかなっていそうです。
しかし、プロジェクトが終わると毎回最初からやり直しになり、見込みのありそうな他の思考の流れが断ち切られてしまうというデメリットがあります。つまり、プロジェクトの進行中に見つけたこと、考えたこと、出会ったことがすべて失われてしまいます。
だからといって、新しいプロジェクトになる見込みのあるおもしろそうな事案に出会うごとに新しいフォルダーを開いていたら、まもなく圧倒的な量の未完成プロジェクトが残ってしまうでしょう。それをすべて管理しなければいけないとなると、話は違ってきます。
最も重要なのは、アイデアを永久に保存するための貯蔵庫がなければ、大きなアイデアを長い時間をかけて発展させることができなくなることです。卓越したアイデアには、フォルダーごとにしまうという方法は小さすぎるのです。
メモは整理しないと混乱するだけ
3番目のありがちな失敗は、すべてのメモを走り書きの臨時メモとして扱ってしまうことです。
これをしているかどうかはすぐにわかります。
常に机のまわりが散らかりますし、資料がゆっくりと積もっていき、本格的に整理整頓しなければいけないという思いばかりになります。
走り書きのメモを処理しないで収集すると、必ず大混乱に至ります。不明瞭で互いに無関係なメモが机の前に少々散らばっているだけで、最初からやり直したい気持ちになるでしょう。