【マニュアル思考】物と向き合い自分の感覚を取り戻そう
「断捨離のやり方がわからない」という質問をいただくことがよくあります。
この悩みは、マニュアル思考に起因しています。しかし、断捨離にマニュアルなどないのです。やり方とは、断捨離しながら自分自身で体得していくもの。試行錯誤、トライ&エラーです。
「知識として得られたら断捨離できる」という思い込みを捨てましょう。
「断捨離のコツは?」ともよく聞かれます。
極意はあるけれどコツはない、というのがその答えです。
そもそも、まったく何もしていない人が元フィギュアスケート選手の浅田真央さんに向かって、「トリプルアクセルを跳ぶ方法はありますか?」と聞くようなものです。いいえ、もっと基本的なこと、「転ばない方法はありますか?」と聞くようなもの。
とても失礼な質問ですよね。彼女は何万遍も転んでいるのです。転びながら続けてきたのです。転ぶことを恐れていたら何もできません。失敗を恐れていたら断捨離はできません。まずは動く。やり方は人それぞれです。
断捨離のキーワードは「自分軸」を持つことです。マニュアル思考は「他人軸」です。
自分軸とは、「自分で考えて、自分で思って、自分で行動せよ」というもの。つまり、自分の思考・感覚・感性を取り戻すこと。
この思考・感覚・感性は、周囲のさまざまな影響を受けるため、どこまでが自分軸で、どこまでがそうでないのか、わからなくなることがあります。したがって常にそれを検証するために、モノと向き合っていきましょう。