【マニュアル思考】物と向き合い自分の感覚を取り戻そう

「断捨離のやり方がわからない」という質問をいただくことがよくあります。

この悩みは、マニュアル思考に起因しています。しかし、断捨離にマニュアルなどないのです。やり方とは、断捨離しながら自分自身で体得していくもの。試行錯誤、トライ&エラーです。

「知識として得られたら断捨離できる」という思い込みを捨てましょう。

「断捨離のコツは?」ともよく聞かれます。

極意はあるけれどコツはない、というのがその答えです。

そもそも、まったく何もしていない人が元フィギュアスケート選手の浅田真央さんに向かって、「トリプルアクセルを跳ぶ方法はありますか?」と聞くようなものです。いいえ、もっと基本的なこと、「転ばない方法はありますか?」と聞くようなもの。

やましたひでこ『1日5分からの断捨離 モノが減ると時間が増える』(大和書房)
やましたひでこ『1日5分からの断捨離 モノが減ると時間が増える』(大和書房)

とても失礼な質問ですよね。彼女は何万遍も転んでいるのです。転びながら続けてきたのです。転ぶことを恐れていたら何もできません。失敗を恐れていたら断捨離はできません。まずは動く。やり方は人それぞれです。

断捨離のキーワードは「自分軸」を持つことです。マニュアル思考は「他人軸」です。

自分軸とは、「自分で考えて、自分で思って、自分で行動せよ」というもの。つまり、自分の思考・感覚・感性を取り戻すこと。

この思考・感覚・感性は、周囲のさまざまな影響を受けるため、どこまでが自分軸で、どこまでがそうでないのか、わからなくなることがあります。したがって常にそれを検証するために、モノと向き合っていきましょう。

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