【わが家のお金事情②】施設介護の場合

★ケース1:母の年金で払える施設を探した

入った施設:介護つき有料老人ホーム
介護した人:まぐのりあさん(57歳)

10年前に認知症と診断された母は2年前まではひとり暮らし。週4回デイサービスを利用し、近所にある私の家で夕食をとる生活だった。いよいよひとり暮らしできなくなったので、当時はデイサービスで通っていた施設への入居を考えたが、その施設は思った以上に高額で、母の月々の年金額をオーバー。貯金をくずすという考えもあったけれど、いつかは破綻すると思い、ケアマネさんに相談して別の施設をいくつか見学。年金の範囲内の施設に入居することができたのでひと安心。

★ケース2:収入が少なくても

入った施設:ケアハウス(軽費老人ホーム)
介護した人:美智子さん(67歳)

70代後半から父がたびたび転倒するようになり、神経性の難病であることが発覚した。うつ病もある母との二人暮らしがむずかしくなり、住み慣れた地域で暮らせる施設を探したところ、2カ月後に隣町のケアハウスに2人部屋のあきが出て入居することができた。ケアハウスは収入によって家賃が変わり、両親は無収入非課税世帯だったので月々1人7万円。ところが、わずか1カ月で母が脳梗塞で入院。結局父はケアハウスを出て老健(介護老人保健施設)に移ることになってしまった。

★ケース3:介護に温泉地のホスピタリティーが

入った施設:グループホーム
介護した人:キタさん(60歳)

老老介護状態だった父が亡くなり、レビー小体型認知症の母をひとり暮らしさせることができなくなって施設を探し始めた。特別養護老人ホームは100人待ちと言われ、いろいろ探して最終的に温泉治療つきのグループホームに決めた。いきなり入居させるのではなく、遊びに行ったり、数日ショートステイさせてもらったりして1カ月後に入居。温泉地という土地がら、スタッフが元仲居さんや元芸者さん。ホスピタリティーあふれる介護なので安心している。

★ケース4:高額だけど24時間看護で安心

入った施設:24時間看護サービスつき高齢者住宅
介護した人:ポメロさん(55歳)

91歳の伯母は、足腰の痛みと不自由さが増し、体調も悪化して、ひとり暮らしがむずかしくなった。子どもがいないので、姪である姉と私が施設探しに奔走、明るい雰囲気の24

時間看護サービスつき高齢者住宅に入居を決めた。介護サービス費や生活費を加えると年金額をオーバーするので、伯母の自宅を売却して補塡することに。いまでは伯母も施設を気に入ってすっかり健康をとり戻し、「100歳までは生きられそう」と言っている。