がん検診は、有効性が確認されている検診方法で

最近は痛みの少なさをウリにしたお椀型の「無痛MRI(磁気共鳴画像)」や「乳房専用PET(ポジトロン断層撮影)」、「乳房専用の超音波診断装置」など、新しい診断装置が続々と誕生しています。いずれも単独では検診としての有効性が証明されておらず、高いお金を出す意味があるかどうかは不明です。がん検診については、やはり有効性がきちっと証明された検診方法を基本として、オプションや自費の任意検診に関しては、自らを傷つけることがないように検診のリスクとベネフィットを慎重に判断してください。

図表1は厚生労働省が推奨する「科学的根拠に基づいて、効果がある」と判断された検診の一覧です。女性のがんについては20代から子宮頸がん検診と予防のためのHPVワクチン接種を、そして40代から乳がん検診を受けましょう。

(構成=井手ゆきえ)
【関連記事】
「有効性は50%」中国が"効かないワクチン"を世界にばらまき続ける本当の狙い
「国民の命より開業医が大事」まともな医者ほど距離を置く日本医師会はもう要らない
「うつ病」と誤診されて10種類以上の薬漬けに陥っていた会社員男性の"本当の病名"
痛風専門医の警告「"ビールではなく焼酎なら大丈夫"は真っ赤なウソである」
「覚せい剤中毒より治療が困難」普通の人を薬物依存に陥らせる"あるクスリ"