ゆっくりと時間をかけて全身をほぐしてもらうマッサージは、血流も促進されて非常に気持ちのよいものです。
ですが、マッサージだけでは、疲れを発生させている根本原因、間違った姿勢や動きは改善しません。これまで通り、疲れを呼び込む立ち方や歩き方をして帰宅してきたら、元に戻っているのは当然の結果と言えるでしょう。
疲れにくい体を手に入れられるかどうかは、体の使い方がカギを握っていると言えます。○○が9割という言葉の使い方が流行していますが、ことこれに至っては、10割といってもいいほど体の使い方がとても重要です。
疲れない体の使い方を身につければいい
しかも疲れない体の使い方は、どなたでも、いますぐにできます。
たとえば、頬杖をつくときは両手をジャンケンのグーにしアゴを支える、運転するときには定期的にハンドルを握る位置を変えるなど、ほんの少しこれまでと違う体の使い方をするだけでいいのです。それだけでこれまで感じていた体の負担は軽減するはずです。
疲れない体の使い方を身につければ、これまでやむを得ず支出していたマッサージ代も浮き、自分の好きなことにもっと使える余裕も生まれます。
仕事やプライベートで疲れを感じたときに、すぐに役に立つテクニックを100紹介した『疲れないカラダ大図鑑』を参考にしていただき、みなさんが疲れ知らずの人生をおくれるよう願っています。