壁にぶつかったら「ドーパミンゲット!」と思え

つまり、「IOK高速サイクル」を取りあえず回してみて、アウトプットの回数を増やし、そのたびに適度な壁に当たって、IOKサイクルを回しながら、「失敗の貯金」をためておけば、むしろ目的へのフォーカスが高まり、目的にたどり着きたいとの欲求が高まり、結果ドーパミンの分泌が増えるわけです。

上岡正明『自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術』(アスコム)
上岡正明『自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術』(アスコム)

するとまた、集中力が飛躍的に伸び、さらなるアウトプットをしたいと脳が欲します。経営者の中には信じられないくらい行動力にけている人がいますが、彼らは皆、ドーパミンドバドバ状態がデフォルトになっているんですね。

あまり表には出てこないですが、そんなフロー状態になるためには、数え切れないほどの失敗体験を重ねなければなりません。

高速仕事術を始める際は、「失敗を失敗と思わない」ようにしましょう。むしろ、失敗なんて言葉をあなたの辞書から排除してしまってください。失敗は成功物質のドーパミンの元(発生源)と自分の脳を書き換えることができれば、しめたものです。壁にぶつかったら、「ドーパミンゲット!」くらいに気楽な気持ちで臨むのがいいでしょう。

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