引っ越し先が地盤沈下を起こす事も

柴田剛『地獄の田舎暮らし』(ポプラ新書)
柴田剛『地獄の田舎暮らし』(ポプラ新書)

さらに、同地域を含む旧産炭地域では、かつて地下各所に張り巡らされた炭鉱採掘用の地下坑道がしばしば陥没する。新築住宅であっても、わずか数年のうちに襖や扉が締まらなくなることも多い。地下深くでかつての坑道が崩れると、地盤そのものが自然沈下するためだ。

「地元住民じゃ、そんな話は織り込み済みでトラブルにはならないが、知らずに外から入ってくると、施工不良だ、欠陥住宅だ、とトラブルも多い」(同地域の開発業者)

そんな話も、やはり移住者向けのパンフレットには「載っていない話」になる。

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