ローソンは自分用の「プチ贅沢チョコ」を充実

ローソンは、日常の“ごほうび”ニーズを狙う構えだ。前述したとおり、近年、バレンタイン商戦はイベント化している。そのトレンドに応じてギフトや家族向けの商品もそろえるが、いつものスイーツ売り場に特別感あふれる商品を充実させていく方針だという。

その背景には、2020年10月に発売し、2カ月でシリーズ累計1000万食を突破した新スイーツブランド「Uchi Café Spécialité(ウチカフェスペシャリテ)」のヒットがある。

「ウチカフェスペシャリテは『身近に出会える、ご褒美スイーツ』を目指し発売したもので、素材にこだわり、シンプルなおいしさを追求した商品をそろえました。Pontaデータを見ると、特に20~40代の女性のお客さまを中心にご好評をいただいています」(ローソン)

ウィズコロナ生活で疲れがたまった時やがんばった自分へのごほうびとして、ローソンのオリジナルスイーツが多くの女性から「プチ贅沢品」として支持されているわけだ。バレンタインのギフトだけにこだわらず、手軽でありつつスペシャルな“自分向けチョコ”を届けようと考えたのもうなずける。

先行してGODIVAとのコラボスイーツを発売したところ、予想を上回る人気ぶり。そのほか、中のクリームがこぼれるほど薄皮の新感覚シュークリーム「モアホボクリム」のショコラフレーバー「モアホボクリム -ほぼほぼクリームのシュー ショコラ-」(220円)など、独創的なチョコスイーツを出し、売り場を充実させていくという。

雪溶けショコラテリーヌ
画像提供=ローソン
「Uchi Café Spécialité 雪溶けショコラテリーヌ」(270円)。厳選した素材を使った上質なスイーツがトレンドだ

「安心、近所、時短」のコンビニバレンタイン

取材してみると、自分へのごほうびとして、家族や親しい人へ贈るギフトとして、今年のコンビニバレンタインチョコは昨年より多様化したと感じる。また、その売れる理由が「安・近・短」というワードにあると気づいた。

「安・近・短」は、一般的に旅行やレジャーの傾向を表現するワードとして使われるが、コンビニのオリジナルチョコに当てはめれば「安=安心。有名シェフとのコラボで味は保証付き」「近=近所。遠くに買いに行かなくていい」「短=時短。コンパクトな売り場なのでさくっと買える」といったところ。同じバレンタインなのに、大手3社で品ぞろえに違いがあるのも興味深い。

2月14日は日曜日。あなたはどんな一日を過ごしますか?

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