なじむ努力をしない人も多い
自分自身が原因になっている人は、まず前の部署と比較することをやめましょう。会社である以上、一人で仕事をしているわけではないので、お互いに尊重し合い、チームワークを大切にした言動をとるようにすることが大切です。やはり「郷に入っては郷に従え」という謙虚な気持ちで新しい部署のルールを受け入れて、足並みをそろえていくということです。
なじめないことで悩んでいる人には、意外になじむ努力をしていないことがあります。新しいところでは当然、わからないことがたくさんあります。それなのに頑なにまわりに聞こうとせず、自分で解決しようとする人がいます。ここで質問や相談をすると、距離はぐっと縮まりますよね。また自分から挨拶したり、相手の名前を呼んだり、こちらから仲間に入ろうとしていることをアピールする必要もあります。
周囲のテンションに合わせなくてもいい
まわりに原因がある場合は、環境は変えられないので、無理に合わせようとしなくてもいい。無理なものは無理ですから。とりあえず自分に与えられた仕事を一生懸命やって、成果を出すことに集中する。いずれ仕事で評価される人になれば、勝手にまわりに人が集まってきて、なじめるチャンスが出てきます。
反対にノリも雰囲気も合っていないし、仕事もできていなかったら余計になじめません。ですから、まずノリや雰囲気についてどうこう言わず、仕事で評価されるように頑張る。
中にはノリが合わないことを自分が悪いと思ってしまう人もいます。先ほどのパターンとは逆で、郷に入っては郷に従いすぎてしまう。そういう人には、そこに無理に合わそうとしすぎないようにと伝えています。自分が合わせるのは難しそうだなと感じたら、肩の力抜いて、仕事でちゃんと結果を出していくというところに集中してほしいと思います。職場に行くのは、なじむためじゃなくて、仕事をするため。そういった考えで乗り切ってほしいですね。